ありがとう。ベータ

今日、12歳になる愛犬が死んだ。
手術が出来ない腫瘍が出来ていて、長くは無い事は解っていた。
朝の9時に吐血し、出血性のショックのような状態が約5時間続いた。
掛かりつけの獣医さんに、診てもらう事も考えていたが、処置としては、輸血しか無い事は解っていたし、もし輸血をしても、単なる延命処置にしかならない事も解っていた。
延命処置をするべきか、しないべきか考えた。
苦しんでいる様子を見ると、延命処置をして、もう一度苦しい思いをさせる気にはなれなかった。
せめて出来る事をと考えて、すぐ傍に居て、体を撫でてやった。昼が過ぎ2時頃、撫でている手に心臓の鼓動を感じなくなった・・・

初めて会った時、「どうしても飼いたい！」と思ったよ。

初めて家に連れて帰ってきた時、傍に居て無いと淋しそうに鳴いて、横に座っているだけで、嬉しそうに尻尾を振っていた姿、忘れないよ。

仕事で疲れて帰って来た時、本当に嬉しそうな顔を見せてくれた時、癒されたよ。

最後の方は、母親の事も有ったし、仕事も忙しくて、かまってやれなくてごめんね。

お前と一緒に過ごした時間、楽しかったよ。

いろんな楽しい思い出をありがとう。ベータ。

最高のパートナーだったよ。ベータ。

あの世で、待ってろよ。いつの日かあの世で散歩しような。