ハネ狙い　エビ撒き勝負

チャンピオンベルトならぬ「竿頭ストラップ」と
屈辱の「丸坊主ストラップ」を用意して臨んだ
今回のエンダー君とのハネ狙いエビ撒き勝負

最初にアタリがあったのはエンダー君
しっかりとアワセを入れて、慣れた竿捌きでキビレをゲット！
タモで掬うと同時に、自分にもアタリ！
こちらもアワセを入れると同じくキビレ系の引き！
しかしながら・・・痛恨のハリス切れ！！
チモト部分から「ぷっつり」・・・ヤバイ ！！
急いで針を結び直して仕掛けを投入

すぐさまアタリ！
「調子ええやん」エンダー君の声に、にやけながらアワセる。
またもやキビレ系・・・引きを楽しもうと、ゆっくりとやりとりしていると魚はテトラ帯へ・・・
ヤバイ！と思うと同時に今度はテトラで擦れてハリスの真ん中から「ぷっつり」・・・
あかんやん！負けてまうやん！
屈辱の「丸坊主ストラップ」は自分で着ける為に作ったんじゃないのに！

それから、しばらくアタリが無くなり３０分経過・・・
プコンと一回だけ沈み込むアタリはあるので、魚がいない訳じゃないようだ。
撒いたエビと仕掛けを上手く同調させれば、結果は出るはず・・・
流れをイメージしながら少しづつ投入ポイントをずらしていく。

スパッ！ ウキが沈む・・・
まだまだ、もう一呼吸おいてからアワセよう・・・竿を握って自分に言い聞かせる。
今度は少し強引なくらいにやりとりして、確実に釣り上げよう・・・

シュッ！グン！ ・・・今だ！
アワセると確実にキビレ系とは違う引き。沖から足元へ一気に突進してくる。
よっしゃ！絶対にハネや！
勝利の手応えが竿を通して伝わってくる。これを上げさえすれば勝ちに大きく近づく。
慎重に、でも慎重になり過ぎずに・・・竿がしなり、ラインがキューンと鳴く。
と同時に竿の反発力で魚が浮いてくる。水面に魚影が見えた！

「勝ったぁ～！」５０センチ位のハネをゲット！

その後、もう一度アタリがあったが、またもや痛恨のハリス切れでバラシ・・・

エンダー君はアブシンを追加。
ニヤリと嫌な笑い顔で「これで、２対１やな」と ほくそ笑む微笑む
負けず嫌いな自分としては断じて認める訳にはいかない。
「ハネ狙いやから、ハネを釣った方が勝ちやろ？」
余裕がある様に見せながら、内心は凄く焦っている。
なんとかもう一匹釣らなければ・・・
真っ赤に燃え上がる闘志を胸に、打ち返す。（そんなオーバーな！）

しかし、結局その後はアタリも遠のき勝負終了。

自分が４打数１安打で狙い通りのハネをゲット。
エンダー君はキビレとアブシン・・・
数だけで言えば２対１でエンダー君の勝ち、本命魚でいえば、自分の勝ち。
判定は微妙になるかと思ってると、エンダー君が一言。
「丸坊主ストラップよこせや！」
おぉ！大人だねぇ～。でも負けるのがなによりも嫌いな自分。
そんな譲り合いの精神なんて残念ながら持ち合わせていない。
大人の対応を見せるエンダー君の厚意に甘えて、自分の勝ちとさせてもらう。
エンダー君の携帯に屈辱の「丸坊主ストラップ」を着け、
自分のフィッシングベストの胸ポケットに「竿頭ストラップ」を着けた。

エンダー君、ありがとうね。すごく楽しかったよ♪